地球にやさしいウェザーストリップを。西川ゴム工業が国内トップシェアを誇る自動車用ドアシール材・ウェザーストリップ。これはドアまわりに装着し、雨・風・騒音の侵入を防いで車室内を快適に保つアイテムです。通常は主に石油由来の合成ゴムや樹脂などからつくられますが、西川ゴム工業では、植物由来のバイオマス原料や再生材料を使用して、地球環境に配慮したウェザーストリップの研究開発を進めています。今までも、これからも、クルマの心地よさを支え続けます。

ゴムの製品リサイクルにチャレンジ。西川ゴム工業が進めるもうひとつの取り組みが、ゴムスクラップの新しいリサイクルです。工業製品の製造ではどうしても多少のスクラップ（廃材）が発生しますが、特にゴムの場合は、この廃材をゴム製品にリサイクルすることは品質上難しいとされてきました。そのため燃料資源として活用するのが一般的でしたが、西川ゴム工業では、ここに新たなリサイクル技術を導入し、これまでの課題を克服しています。近い将来の量産適用に向けて、さらに研究を進めていきます。

西川ゴム工業は、シール（密封）とフォーム（発泡）の技術を軸に、主に自動車のドアシール製品を生産する独立系の自動車部品メーカーです。その主要製品であるウェザーストリップは国内すべての自動車メーカーに納入しており、設計段階から参画することで最適なシールを構築・実現しています。さらに海外カーメーカーにも対応する複数の海外生産拠点を構え、グローバルなファーストコールカンパニーを目指しています。